研究講義棟の大講義室(226教室)で行われる、対面&オンライン同時開催の「第70回イタリア学会年次大会」に向けて、セッティングのサポートおよび機材使用方法のレクチャーを行いました。
土日のイベントは、平日のリハーサルで準備
- イベントの本番の土曜日は、教育情報化支援室は閉室のため、本番1週間前と前日の計2回のリハーサルにサポートをご予約いただき、主催者だけでハイブリッドイベントを運営できるよう、レクチャーを行いました。
- ハイブリッド環境構築のための機材は、PCを3台(発表者、司会、Zoomホスト)、三脚とPTZカメラ、スピーカーフォン兼オーディオインターフェイスのYAMAHA YVC-1000、ワイヤレスマイクセットを使用し、本番に向けてセッティング方法および使用方法をお伝えしました。
参照:PTZカメラ、YVC-1000、ワイヤレスマイクセット
ダイナミックマイク vs 360˚全方向集音マイク:それぞれの利点を活かしたセッティング
- ダイナミックマイク(一般的なハンドバイク)は、集音範囲が狭く、口元に近づけて話す必要がありますが、雑音のない高品質な音声を相手に届けることができます。周囲の音を遮断するためハウリングが起きにくく便利ですが、オンライン配信で用いる場合には、マイクを使用しない発言は声が大きければ会場では聞こえるものの、オンライン側にはマイクが拾った音しか聞こえない、という点に注意しておく必要があります。質疑応答などでは、マイク係などが必ず発言者にマイクを渡すようにしましょう。
- 360˚全方向集音マイクは、教室や会場の音を広範囲に拾うことができるため、不特定多数の人がテンポよく会話をする場面などで便利です。しかし、雑音なども入ってしまうため、音質は低くなります。
- 今回のイベントでは、両方のタイプのマイクを準備しておくことで、発表会では音質重視のダイナミックマイクを使用し、懇親会では誰もが発言しやすい360˚全方向集音マイクを使用できるようにしました。
参照:スイッチ付きダイナミックマイク、YVC-1000